台湾の旅② 台湾の古都、台南へ

 2024年3月、4泊5日の台湾旅の記録。


 今回は2日目です。


 1日目はこちら。

rere-odekake.hatenablog.com





 2日目は朝から移動開始。


 こちらは台湾の新幹線こと台湾高鐵(THSR)。

 こちらに乗り込んで台北を離れます。まずは台南へ。


 乗り心地は日本の新幹線とさほど変わらず良い。

 車窓を眺めてたり軽食を食べたりしているうちに…。


 台南高鐵駅に到着。1時間半くらいの乗車でした。

 さて、台南高鐵駅は台南の中心地から離れているので、日本でいうところの在来線である台鉄に乗り換えて向かいます。


 沙崙駅から乗車。

 台南高鐵駅直結の駅なので乗り換えはとても便利。しかし観光客でかなり混雑してました。


 20~30分くらいで台南の中心部に近い台南駅に到着。

 台南駅舎は日本統治時代から残っている貴重な史跡なのですが、改修工事のため見られず…。また見に来たい。

 駅舎の内部は見られます。


 ここから台南の安平という場所にバスを利用して向かいます。


 ところで、台南に着くと「臺南400」という文字の入った広告?をよく見かけました。実は、オランダ人が台南に上陸し、拠点となるゼーランディアを築いたのが1624年であり、今年2024年で400周年なのだそうです。


 ゼーランディア城は高校で世界史をやっていた人なら知っているはず。


 さらに、400周年を記念して、台南は今年の台湾ランタンフェスティバルの会場となり、絶賛開催中。


 台南にやって来るまでまったく知らなかった…。観光客が多いわけですね。


 ランタンフェスティバルの関係か、臨時バスが多く出ていたらしく、行き先に「安平」と表示されたバスがたくさん。


 適当に乗り込みました。そしたらなんと無料。有料のバスも走っているっぽかったけど?いいんでしょうか?(笑)。


 こうして安平に到着。


 バスから降ろされたのは億載金城の近く。なのでまずは億載金城へ。


 受付で「大人一人です。」と言うと、自分の見た目から予想してか「学生?なら割引になるよ。」と親切に教えてくださった。なんと、日本の大学の学生証でも提示すれば学割が受けられるようです。教えてくれて感謝しかない…!ありがとう!


 そして億載金城の内部へ。

 ここは1874年に中国の清が建造したもの。ここにある砲台は台湾で最古のものだそう。


 城跡なのと、安平老街や安平古堡(旧ゼーランディア城)などからちょっと離れているためか、観光客はまばら。静かな場所でした。


 億載金城を見終わった後は安平老街へ。2kmほど歩いて移動。このくらいの距離なら余裕で歩いちゃいます。

 歩いているとクジラを発見。大魚的祝福(Big Fish's Blessing)という芸術作品らしい。


 安平老街に到着。

 雨が降ったりやんだりしてますが、かなりの賑わい。昼間から屋台も沢山並んでます。


 安平老街を歩きたどり着いたのは、安平古堡

 まさにここが1624年にオランダ人が築いたゼーランディア城跡。


 ここでも学割使えました。


 では入城。

 奥の展望タワーが目立つ。

 鄭成功の像。オランダ人を台湾から追い出した英雄となっている。

 展望タワーからの景色。

 歴史を感じる古い赤レンガ。


 城内にはさらに熱蘭遮城博物館(ゼーランディア城博物館)もあり、この城だけでなく台湾の歴史についても知ることができる。


 見どころたくさんで大満足。


 さて続いては、安平樹屋

 ここも同じく学割使えました。


 安平樹屋はかつてイギリスの貿易会社である德記洋行の倉庫だった建物。

 このようにガジュマルの木に覆われているため「樹屋」と呼ばれてます。


 生命力があふれている廃墟。おもしろい光景。

 奥の白い建物はかつての商館。現在は「台灣開拓史料蠟像館」という資料館に。


 安平をまわっていると、ここが交易において重要な場所であったことがよく分かる。


 安平老街の細い路地。

 最高。


 安平を堪能したところで、再び台南駅に戻りましょう。


 というわけで、バス停で台南駅に向かうバスを待っていたのですが、なかなか来ず。他の外国人観光客もバスを待っている様子だったのでしばらく待ちましたが、来る気配なし。


 バス停の路線図などをよく見ていたところ、こんな張り紙を発見。

 調べたところ、なんとランタンフェスティバルの期間中はこのバス停にバスが止まらないらしい…。


 仕方ないので他のバス停に向かおう…と思っていた矢先、一人の台湾人がやって来て、バス停を案内してもらえることに!まさに救世主!


 その台湾人に聞けば、同じく台南駅に向かうのだそう。現地の方の案内は本当に心強い!


 そして無事台南駅に到着。案内してくれた台湾人とは台南駅でお別れ。


 台南では台湾の歴史を感じ、さらに台湾人の親切さも感じました。本当に何回でも来たくなる。





 さて、台南駅からは台鉄で南下し、台湾南部の大都市である高雄に向かいますが、ここから先はまた次回。


 それでは。